生理痛・生理前症候群(PMS)・更年期障害

イライラしたり、体がだるくなったり、多くの女性の悩みです。ホルモンバランスを整えましょう。

♪芳香浴
   
〜一番リラックスできる状態で〜

  • アロマバーナーや、アロマライトにエッセンシャルオイルを落とし、ゆったりとした気持ちで香りを感じてください。
    (外出の際には、必ずアロマバーナーのろうそくやアロマライトを消してお出かけ下さい。)
  • アロマバーナーやアロマライトが手元にない場合、コットンやティッシュ、ハンカチにエッセンシャルオイルを落とし、顔に精油がつかないよう、香りを嗅いでもOKです。
    オフィスや学校など、外出先でも手軽に使える方法です。

レシピ・・・・・・クラリセージ2滴 ゼラニウム1滴 オレンジ3滴

♪アロマバス
   〜ぬるめのお湯(38℃くらい)のお湯でリラックス〜

  • お湯を張ったバスタブにエッセンシャルオイルを落とし、よくかき混ぜて入浴してください。
    エッセンシャルオイルのみ入れた場合、オイルが表面に浮く場合がありますので、かき混ぜながら入浴してください。
  • お肌が弱い方、乾燥肌の方はあらかじめ、小さじ1杯(5cc)のハチミツや牛乳にエッセンシャルオイルを混ぜたものを、お湯に入れてご使用下さい。

レシピ・・・・・・クラリセージ2滴 ベルガモット2滴 ゼラニウム2滴

注)エッセンシャルオイル(精油)は妊娠中や疾病がある場合、使用を避けたほうがいいものがあります。
アロマテラピーの注意点をご覧いただき、ご自分に合ったエッセンシャルオイルをお選び下さい。また、3歳以下のお子様には芳香浴のみ、3歳以上のお子様にも大人の半分の量でご使用下さい。

女性ホルモンのお話

女性の一生は、ホルモンの分泌によって大きく左右されます。

  小児期(0〜8歳ごろ) 思春期(8〜18歳ごろ) 性成熟期(18〜45歳ごろ) 更年期(45歳〜60歳ごろ) 老年期(60歳ごろ〜)
女性ホルモンの作用 性ホルモンは休眠中
卵胞ホルモンが徐々に増える
第二次性徴期
卵巣の機能が目覚める

排卵が規則的になり、ホルモン分泌のリズムも整う
30代後半から卵胞ホルモンが減少しはじめる
卵胞ホルモン(エストロゲン)が急激に減少
排卵や月経が止まる
卵胞ホルモンが停止
身体の変化 内性器の発育は停止している状態 卵胞ホルモンによって、丸みを帯びた女性らしい体つきになってきます 20歳前後で生殖機能が完成、活発になる
25歳前後でピークに
50歳前後で閉経になり、更年期による不快な症状が現れやすくなる 卵巣の機能が終了

男性のホルモン変化がゆるやかなのに対し、出産機能が備わっている女性の体は一生の間に大きく変化します。

女性の一生のなかで、一番初めにホルモンの影響を受けるのが思春期でこの時期に初潮を迎えます。
初潮を迎えてから「生理」との長い付き合いになるわけですが、生理にまつわる症状も様々です。

月経のトラブル

  • 月経前症候群(PMS)
    月経前3〜10日前から腰痛・腹痛・乳房痛・むくみ・イライラなどの不快症状に襲われることを言います。
    主な原因は、生理が始まってから分泌されていた卵胞ホルモン(エストロゲン)が排卵を境に黄体ホルモン(プロゲストロン)が分泌されるようになり、このホルモンの入れ替わりによりホルモンバランスが崩れて様々な症状が現れます。

    この時期、体重が増える方も多いと思いますが、これは排卵によって生まれた卵子を守ろうと色々なものを取り込むために起こる自然な体の働きですので、ダイエット中でも気にすることはありません。

    このような症状は生理が始まると共に、治ってしまうことがほとんどです。

    お家で簡単にできるケアとしては、入浴が効果的です(^^)
    38℃〜40℃のお湯にじっくり浸かって血行を良くしてあげるのが好ましいですね。そのとき、エッセンシャルオイルを使ってアロマバスにするとより効果的です。
  • 月経困難症
    月経が始まって起こる、強い生理痛・腰痛・吐き気・めまいなどの不快な症状で日常生活にも支障が出る程の人もいます。
    原因ははっきり分かっていませんが、やはり黄体ホルモンの分泌によるホルモンバランスの崩れにより生じるとされています。
    また、精神的ストレスや子宮内膜症、体質など様々な要因が複雑に関係しているとも言われています。

    生理痛は、あらゆる年代に見られる症状ですが、10代〜20代にかけ子宮が未発達なことと女性ホルモンの働きが活発な時期が重なることにより、その年代の人に多く見られます。

    月経血を子宮外に押し出すために、子宮が収縮しておこる生理痛ですが、最初の1〜2日で治まるようならあまり問題はありません、ただし長期間痛みが続くようであればなんらかの病気が関係しているかもしれませんので、専門医に相談するようにしましょう。

    病気など特定の原因がない場合は、普段からストレスをためないように適度なガス抜きを心がけましょう(^−^)
    また、お腹や腰を冷やさないように気をつけ、軽い運動や入浴で血行をよくしてあげてくださいね。

無理なダイエットにより「無月経」(妊娠ではないのに、生理が長期間無い状態)が増えているそうですが、これは大変危険な状態です。
毎月25日〜35日周期で来る生理は、女性にとっての一種の健康のバロメーター、その生理が無理なダイエットにより止ってしまうと言うことは、体が悲鳴を上げていると言っても過言ではありません。
みんなが憧れる有名モデルも一流になればなるほど、きちんとした食事をとり運動やストレッチなどによりあの理想的なプロポーションを維持しているそうですよ(^−^)

更年期障害

  • 更年期とは?
    平均して40歳ごろから60歳ごろの間の閉経をはさんで卵巣の機能が完全停止するまでの期間を指します。
    40歳過ぎが更年期入り口、50歳ごろ閉経をむかえ60歳ごろ卵巣の機能が停止します。(これはあくまで平均で個人差があります)

    日本ではなんとなく「更年期」というと、女性としての終わり・・・というイメージを持ってる方も多いようですが、閉経を迎えた方の気持ちとして、毎月のわずらわしい生理から開放され「一種のすがすがしさを感じる」と言う方も多いそうです。
    また、外国では更年期のことを「素晴らしき第二の人生の幕開け」と言うそうです。
    年齢的にも人生の成熟期に入り、仕事においても家庭においても今まで積み重ねた経験を基盤に自分のための素晴らしい時間を持てる時なのかもしれませんね(^−^)
  • 更年期障害とは?
    更年期に現れる不快な症状の原因に卵胞ホルモン(エストロゲン)の急激な減少によるホルモンバランスの崩れがあります。
    卵巣の中には卵子の元である卵胞が思春期には約数十万個もありますが、40歳ごろには数万個、50歳ごろには数千個にまで減少してしまいます。
    この急激な変化に体がついていけず、様々な症状を起こすのが更年期障害です。

    更年期の女性の約半数が更年期障害に悩まされると言われていますが、中には全く気付かないうちに更年期を終える人や病院にかかるほど重い症状が出る人もいて、個人差があります。
  • 卵胞ホルモン(エストロゲン)とは?
    1)妊娠に備え、子宮内膜を増強させる
    2)コラーゲンを生成する
      肌に弾力を与える
      軟骨にも多く含まれるため、ひじや膝といった間接のクッションの役割をします。
      骨を丈夫にするのはカルシウムですが、カルシウムは例えて言うとセメントの粉です。
      セメントを練るときに使う水の役割をするのが、コラーゲンです。なので、骨を丈夫にするためには、カルシウムと共に、コラーゲンを摂取するとより効果的です。
    3)コレステロールの増加を防ぎます。

    このように、多様な働きをしてくれるエストロゲンが更年期に入ると急激に減少し様々な症状を引き起こします。
  • 更年期障害の症状
    自律神経失調症状
    ホルモンのアンバランスにより、自律神経中枢の機能が混乱し起こると考えられています。
    具体的症状としては、ホットフラッシュ(顔ののぼせや、ほてり)発汗、動機、冷え、睡眠障害、頭痛、めまい、耳鳴りなどがあります。

    精神症状
    閉経による喪失感、家庭においても子供の独立、老親の介護など家庭生活の変化が訪れる時期と重なる場合も多く個々の性格的なものが関連してくると、不眠、うつ、不安、意欲低下などの情緒不安定な症状が現れます。

    心身症状
    自律神経失調症と精神症状が複雑に絡み合うと、2つの症状が混在した心身症状が現れることがあります。
    しびれ、腰痛、肩こり、食欲不振、吐き気、疲労などの様々な症状が現れます。

女性なら誰でもいずれは迎える「更年期」自分自身まだ経験したわけではないので、えらそうに言える立場でもないのですが、自分の周りで更年期を体験した人を見ていると「悩んでも仕方ないや〜」「なるようになるさ!」などと、ある種開き直り?の気持ちを持ってる方のほうが症状も軽く済んでいるように思います(^−^)
初潮から閉経までの長い年月頑張った女性の体に「ちょっと休んでもいいよ」という神様からのメッセージなのかもしれませんね。
規則正しい生活や軽い運動など、ちょっとした心がけで症状が軽減されることもあるそうです(^−^)

注)上記の女性ホルモンの記述については、私が色々な文献から私なりにまとめたものであり、女性ホルモンにまつわる不調や治療に関するものではありません。


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